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“カッシェロ・デル・ディアブロ”とは、スペイン語で「悪魔の蔵」の意味。
そんな名前をもつこのワインは、コンチャ・イ・トロ社で創立以来120年以上語り継がれている伝説から生まれたワイン。
最もおいしいワインを貯蔵しておく秘密の蔵がありました。そのワインのあまりの美味しさに、密かに盗みをする者が絶えなかったそうです。
そのため創立者のドン・メルチョー 氏が「この蔵には悪魔が棲んでいる」という噂を流し、人々を恐れさせ、その美酒を守りました。
今でもこの蔵にはコンチャ・イ・トロ社の大切なワインが貯蔵されています。
当初から世界品質を目指すという高い理想を実現可能にしたのが、チリの気候と風土。 太平洋近くまで山裾が迫ったアンデス山脈のおかげで、チリのぶどう畑では害虫の恐れが少なく、過去ヨーロッパ全土のぶどうの樹に壊滅的な打撃を与えた害虫フィロキセラの難も受けませんでした。 そして、晴天率の高い地中海型気候。これらはぶどうにとって、ヨーロッパの各国が羨むような理想的な条件でした。 ぶどう栽培に理想的な環境のチリに、コン・チャ・イ・トロが自社で保有する畑面積は、合計すると7,000ヘクタール以上で、現在も拡大し続けています。 高品質ワインを造る条件。それは良質なぶどうと優れた醸造技術。この哲学に基づいてコンチャ・イ・トロ社では、栽培部門と醸造部門が協力して、ぶどうの品種ごとに最適な立地条件の畑を選択し、畑を小さな区画に分け、畑の中にさらに畑をつくる”マッピング”という革新的なシステムを導入して、極めて良質なぶどうを生産しています。しかも、ここでぶどう畑の管理・栽培にあたっているのは計1,000人ものエキスパート・チーム。 こうして収穫された高品質のぶどうを伝統的な製法に従って処理し、優秀なワインメーカーたちが、世界的に定評のあるワインを生み出しています。
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