Take 4 ギターを再開して1年、10年以上前のエフェクターを、例えばZoom G1onに買い換えようかと考えていたところ、日に日に値段が下がっていくこの製品(購入時1070円)を発見し、購入。主にストラトで使用するが、2本試したところ、舟形の凹んだジャックにもしっかりはまる。ジャック部が側面でザグられているタイプ以外では使えるだろう。むしろ、側面ジャックタイプだと、床に座ったときに当たって壊れる可能性が有る。現在オス⇔メスタイプのシールドを自作中。Outputのついたスルー型のチューナー(ハードオフで300円)を挟んでも良いと思う。お手軽感は失われるが。この手のアンプは初めてなので比較はできないものの、古いZoomのマルチエフェクターと比べても、音も遠くないし、オーバードライブ系でしっかりすぎるほど歪む。本体が軽くて、最初に電池を入れようと開けるところを探してしまうほどだが、バッテリーは内蔵されている。同等他機種ではバッテリーライフ5時間程度とのことでそのようなものだろうと考えていたところ、https://ascii.jp/elem/000/001/812/1812080/どうやら15時間は持つようなので、月に1度も充電すれば大丈夫なのだろうと思う。他のレビューにも有るが、ドライブを絞り込んでギターのボリュームを絞っても、クリーンにはならない上、こもった音になってしまうので、使う際には歪ませるのを前提にしたほうが良い。また、Driveを上げすぎると当然のように無音時ノイズが増えるため、Driveは30~50%程度で十分。パワフルなハムバッカーだと、歪みすぎて不自然な音になることも有るので、シングルコイルのストラトに合うと思う。他の機種のようにリバーブやコーラスをのせるよりは、クリーン/ドライブの切り替えが付いていたら最高だったと思う。その他構造的なこととしては、AUX端子が側面についており、ストラトに挿すと、Midピックアップのトーンノブと干渉する。そのあたりがAUX端子の破損や断線とつながっているのではないかと予想できる。ついでに、AUXを挿してしまうと、つないだ機器から離れられなくなるため、お手軽感が失われるのは仕方がないかと思われる。単体で使うと、ワイヤレス(ではないけど)というのは快適なんだなということを疑似体験できるほどお手軽で、部屋の中を歩き回って弾くのがこれほど楽しかったのかと思わせられる。もちろん、本格的なアンプで音を出せれば苦労はないけれども、普通の家では音は出せないわけで、ギター初心者セットの9V電池の豆アンプや10Wそこそこのアンプで、隣からのクレームに恐る恐る音を出しているくらいなら、この手のヘッドホンアンプで十分であろう。初心者でもベテランでも、「意外にお手軽」が練習時間に直結するのだから、1つくらい持っていて損はないものである。