函館-札幌間を走る特急列車の速達性をより向上させるため、JR北海道が1992年に開発した特急型気動車がキハ281系です。既にエンジンの高馬力化により最高速度を向上させていたキハ183系を上回る性能を実現させるため、JR四国の2000系を元にした振子式システムと各車に2基搭載した355馬力の高出力エンジンにより、曲線区間でも極力高速を保ちながら最高速度130km/h(設計最高速度145km/h)で走行する事が可能です。
3両が製造された試作車で厳寒期の走行試験が行われたのち量産車が製造され、1994年から特急「スーパー北斗」として営業運転が開始されました。